森博嗣「捩れ屋敷の利鈍」

捩れ屋敷の利鈍 (講談社文庫)

捩れ屋敷の利鈍 (講談社文庫)

Vシリーズ8作目。
この作品でついに本格的に?S&MシリーズとVシリーズとがコラボレーション!?ってな感じ。
といっても、Vシリーズのレギュラー4人が全員でてくるわけではなく、今回は主に保呂草潤平と西之園萌絵とのお話。
途中、ちょこっとずつ犀川センセーと瀬在丸紅子が出てくるけど、、、。ほとんど保呂草と萌絵が中心。いちおー、国枝もいるけど、相変わらずというかw


シリーズの中では短い方な気がする。
必要なモノだけが書かれてて、サラリと読める。
けど、S&MシリーズやVシリーズを読んでる読者は思わずニヤリとするような記述もあったりして、面白かった!
両シリーズを読んでる人は、保呂草と萌絵両方に感情移入できて、オトクな感じ。
最近保呂草が「あそう」と言う場面が多かったのは、犀川的な位置づけにする予定だったからなのかなw


このお話はエンジェルマヌーヴァ関連の話。
つまり、保呂草の本来のシゴトの方面。
保呂草はエンジェルマヌーヴァを手に入れることができるのか?そして殺人事件の犯人とは!て感じか。


終わり方がなんとも謎というか、伏線?な終わり方で、どこでこの伏線を回収するのか気になった。。。