謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。


去年は前半が就活で、激動の半年だった。
結果には満足してるから良いのだけれど。
後半は凪。
なーんもないわけでもないけど、ぼちぼち忙しく、でもまったりみたいな。
今年の4月から始まる新生活に向けての嵐の前の静けさって感じか。
今年のおみくじは凶だったorz

恩田陸「朝日のようにさわやかに」

朝日のようにさわやかに

朝日のようにさわやかに

短編集。
恩田陸の短編集とは珍しい、と思ったら、5年ぶりの図書館の海以来だそうだ。
感想としては、イマイチ。
短すぎて楽しめないものが多すぎるような。
将来書く予定の予告編なのだろうか?
ヨハンが登場するあのシリーズの短編と、全部会話形式で進む「あなたと夜と音楽と」ぐらいか。面白かったのは。
やはり恩田陸は長編で読みたいな、と思った。

森博嗣の執筆予定

森博嗣のブログにて、今後のシリーズ予定が書いてあった。

いつまで小説を書くかということは、もう5年以上もまえから決めていた。そのスケジュールにまったく変更はない。それに向かって着実に進んでいる。今日は、作品のことだけ書いておく。
 長編はあと15作を書く予定だ。Gシリーズがあと6作、Xシリーズがあと3作、と既に発表しているから、それ以外にあと6作になる。うち3作が新しいシリーズで、これは中央公論新社で出版を予定している。もう4年ほどまえから構想していたもので、当初の予定なら今頃書いていたのだが、映画のために「スカイ・イクリプス」を書くことになり、新シリーズは延期されている。残りの3作のうち1作は、百年シリーズの第3作であり、あとの2作はいずれもシリーズ外の単発ものである。
 だだし、途中で死んだり病気になったりして書けなくなるかもしれないので、大きなことはいえない。だから、予告どおりいかない可能性もある。

http://blog.mf-davinci.com/mori_log/index.php

あと15作しか読めないのか・・・。
悲しいが、本人がそう言うのなら仕方がないか。
Xシリーズがあと3作ってのは、もうすぐでる「タカイ×タカイ」を数えてなのか除いてなのかはっきりしないなぁ。
まだ出てないから、全5冊って認識でいいんかな。
途中で止まってるGシリーズがあと6冊か。
Xに移って犀川先生はもう登場しないかと思ったが・・・どうやらまだ望みはありそうだ。
萌絵が東京にいる間の話がXシリーズってことになるのかな?
中央公論社から出すという新シリーズは、一連のシリーズとは別になりそーだなぁ。講談社じゃないし。
Gでどんなシメになるのか、今から楽しみだ。

 ブログは来年の12月で予定どおり終了し、以後は、近況などは発表せず、できるかぎり表に出ないことにする。どんどん仕事を減らし(連載をやめ、取材も受けない)、人知れず静かに消えていきたい。つまり、来年12月が事実上最後の挨拶になるだろう。
 やめるのが何年さきなのかは、担当編集者にはもちろん伝えてあるし、近辺では周知されている。このように予告ができることは、僕としては礼儀を尽くしているつもりだし、また自分でも幸せなことだと認識している。

フェードアウトするのかー。
なんとなく残念だなぁ。

恩田陸「木洩れ日に泳ぐ魚」

木洩れ日に泳ぐ魚

木洩れ日に泳ぐ魚

久々の恩田陸
相変わらずだ。
すいすい読める。
男と女視点が章毎に入れ替わりながら展開する、一晩のお話。
恩田陸得意の、過去話。
過去の出来事に対して安楽椅子探偵モノを取り入れて心理戦をプラスしました、みたいな。
過去の出来事を話ているうちに、記憶が蘇り、新しい事実、仮説、展開をみせる。
くるくるとテンポよく展開。


恩田陸といえば、コレでしょう!と個人的には思ってる。
木曜組曲が近いかな。
中庭の出来事なんかも近いのかな。


ともかく、安定して面白い。傑作ってほどじゃないけれど、気楽に読める。
作者が女性だからか、読者が男性だから、どっちかはわからないけれど、女視点の方が深いなぁと感じた。嫉妬の表現とか。
女視点の感情、とゆーか愛情、の移り変わりの描写と、男視点の思いこみと恐れの表現とか、さすがだなぁと。

伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」

フィッシュストーリー

フィッシュストーリー

読破。
短編集。
4つの短編、つーか、中編か。
伊坂ワールド全開。という感じ。
登場人物が、他の本とリンクしている。
空き巣の黒澤や老夫婦強盗でピンとくる人なら、読んで損は無し。
ラッシュライフの登場人物。
重力ピエロ(かな?)のアノ人もちらりと話に出たりして。
もちろん、知らなくても全然問題ない。
軽快で瀟洒な会話こそが魅力だと個人的に思うし。
後半の「フィッシュストーリー」と「ポテチ」が特に良かった。
どんでん返しとかなくても、魅せる展開というか。
相変わらず面白いぜー!

森博嗣「キラレ×キラレ」

キラレ×キラレ (講談社ノベルス)

キラレ×キラレ (講談社ノベルス)

読破。
といっても、いつも通り、そんなに内容の濃い本でもない。
かるーく読める本。
S&Mシリーズのような密度はもう期待できないのか。
Xシリーズ、第二作。どうやらこのシリーズ、探偵の鷹知、椙田の助手の小川、美大生の真鍋の3人が主な登場人物っぽい。Vシリーズのアノ人こと椙田とS&Mシリーズの西之園萌絵は、ちょい役というか、かすかな繋がりをほのめかすだけというか。
内容は、ここ最近の作品の中では、わりと面白かった方かも。
満員電車の中で発生する切り裂き魔。
なかなか怖い事件ではある。
満員電車って、不思議な空間だからなぁ。
あんなに近くに人が居るのに、無関心を装わなきゃいけないっていう。
ちょっと電車が恐ろしくなるよーなならないよーな。
頭のキレる推理小説に必須の探偵役が、今シリーズでは見あたらない気がするが、今後どーなってゆくのか。

B’z「ACTION」

ACTION

ACTION










購入。
半分くらい、満足。
というのも、微妙な曲が多いような。
悪くはないんだけど。
アルバムだから仕方ないのかな。
純情ACTION、一心不乱、黒い青春、パーフェクトライフとか、そんな感じのB’zっぽい曲が好きだからってのが大きいか。
まぁ、この曲が逆に嫌いって人も多いんだろうけれど・・・。
完璧満足ってわけじゃないけれど、まだまだB’zB’zだったので、安心。
20周年らしい。
ずいぶんと長い間やってるなぁ。
これだけの間、続けられるってのは、それだけで凄いなぁ。