伊坂幸太郎「死神の精度」

死神の精度

死神の精度

短編。

死神が調査し「可」と判断された人間は、死神が目の前に現れたらちょうど8日後に死んでしまう。
ただし、ほとんどの死神は「可」の判断しか下さないが・・・。
彼が仕事をするときは必ず雨になる、とある死神を主人公にした短編集。


死神が現界した姿は、人間とまったく同じ。
調査対象ともそれ以外とも普通に話せるし触れる。
調査対象と死神との不思議な1週間を伊坂幸太郎の洒脱な文章で楽しむ本。



日本推理作家協会短編賞を受賞してるとかなんとか。
なるほど確かに、どの話も面白かった。
それぞれが独立した短編なんだけど。
うまーくまとまってて短編って感じがしなかったなぁ、と。
途中、別の作品に出てきた彼なんかも登場したりして、伊坂作品を読んでる人はおもわずニヤリとしてしまうことうけあい。