直木賞

恩田陸情報局 - livedoor Blog(ブログ)
最近、だんだん有名&大物作家になりつつ恩田陸
六番目の小夜子でこいつぁスゲエ!!と確信してた俺としては少しフクザツな気分。


そんな恩田陸の情報を集めてるブログが上の恩田陸情報局なんだけど、そこで見つけたのがコレ。
http://nikkeibp.jp/style/life/topic/literaryawards/060112_4th/


直木賞は見事に東野圭吾が受賞!!したんだけど、発表前の予想で、色々と語ってる。
発表後の今でも、読んでみると結構面白い。
恩田陸もなにげに2度目のノミネートだったんだよなぁ。
ま、蒲公英草紙で受賞はねーべ・・・とは思ってたけど。


そのページで、

大森: 直木賞狙いなら、「白夜行」系列のヒューマン・ミステリーか、「さまよう刃」みたいな社会派的モチーフを扱った作品で来るでしょう。

豊崎: その「白夜行」を、〈作家と自負するなら、より深く誠実に、主人公の内面に分け入り、踏み込んで書くべきではないか〉って渡辺淳一にとんちんかんな大否定されて落とされた。だから、直木賞向け作品としては、「もうあの路線はダメだ」と断念しちゃってるんじゃないですか?

だから今回は、あえて得意な本格ミステリーを書いて、そこに分かりやすーい人間ドラマを入れてきたんじゃない? 石神のキャラに勝負を賭けた。

白夜行を大否定(´ー`)
ホントに読んだのかな、審査員・・・。
まぁ、もはや直木賞なんて名ばかりになりつつあるんだろうけど。
それもひとえに審査員とノミネート作品とが読者とかけ離れすぎてる事に起因すると思うんだけどなー。

直木賞の候補にもならなかった「夜のピクニック」が、本屋大賞吉川英治新人賞を取って、がんがん売れたことも考慮されるだろうし。

夜ピクはノミネートすらされなかったんだよなぁ。
意味不明。
んで、ユージニアでノミネートって・・・。


このメッタ斬りで書かれてる、東野圭吾恩田陸に関する事は、概ね同意できるかなー。
評論家ってわりかしトンチンカンな事言ってる、てイメージあったけど、ちょっと見直したな。



直木賞に限らず、選考委員を読者の投票制にして、作家と評論家ミックスで決定!とかにすればいいのに。
○○賞受賞作!!とかってでっかく帯ついてる本みかけても、読む気にならん。アテにならん。
それよか知り合いに評判イイ本の方が遙かに面白い場合が多いからなぁ。

豊崎 東野さんは、120回(「秘密」)、122回(「白夜行」)、125回(「片想い」)、129(「手紙」)、131回(「幻夜」)と直木賞を落とされ続けております。

大森 今回で6回目。

豊崎 今回落とされると、芥川賞を落とされ続けた島田雅彦の記録と並ぶというたいへんな不名誉が待ってます(笑)。おまけに、この作品で落とされると、今までよりずっとダメージが重いだろうと予想されるわけで。

大森 キャリア的にも年齢的にも、これが最後のチャンスに近いしね。でも、意外性を核にした、こういう本格ミステリー小説が直木賞を取った例は過去にほとんどない。

と、あるように、もはや○○賞とかってのは「オトナノジジョウ」の塊ってイメージしかない・・・。



ま、それでも、「容疑者Xの献身」で東野圭吾が受賞して嬉しいんだけどw
恩田陸も受賞しないかなぁ(´ー`)




んで。
http://nikkeibp.jp/style/life/topic/literaryawards/060118_6th/index.html

なんか、東野作品に関して、またも「人間が描けてるかどうか」問題になったらしいですね。それを云々(うんぬん)したのは主にジュンちゃん(渡辺淳一)なんでしょ? なんですわね、と仮定いたしますの。だって、これまでもケーゴ(東野圭吾)くんの受賞を阻止してた張本人なんですもの。

今日の飲み会で、なんでジュンちゃんがこれまでケーゴくんを嫌ったのか、大手出版社の関係者に教えてもらったんですけど、それはわたしの想像と同じでしたの。結局、ジュンちゃんは銀座の文壇バーで気に入ったお姉さんをケーゴくんに取られた。ただそれだけの理由で、ケーゴくんを嫌ってたらしいですよ。そんなことだろうとは思ってましたが。

「オトナノジジョウ」炸裂しまくりですな。
てゆーか、「クダラナイジジョウ」か。