森博嗣「詩的私的ジャック」

詩的私的ジャック (講談社文庫)

詩的私的ジャック (講談社文庫)

S&M第四弾!
副題がJack the poetical privateで、それを訳して詩的私的ジャック
なんか、イイ。気に入った。音的にいいなぁ、と思う。
この詩的私的ジャック、物語の中で歌詞としてでてくる。


今回も考えながら読んだけど、サッパリだった・・・。
でも、解答編を読むと、あぁ・・・なるほどね、と思ってしまう。
さすがだなぁ、と唸っちゃうなー。
注目の犀川と萌絵の関係もだんだん進展(?)してきて、ついに・・・!


Zokuでも、水柿君でも、今までのS&Mシリーズでも思ったけど、シメが上手いなぁ、と思う。
読んだ後のスッキリ感が違うぜ!
森博嗣、もはや面白いのは当たり前って感じ。
そんな森作品の中でも今回のシメなんかは特に好きな感じ。


犀川が「夢」と「希望」の違いを萌絵に訪ねると、即答されてしまう。
数日後、逆に萌絵に訪ねられた犀川が出した答え、で物語は終わっている。


犀川は自分で考えたその答えが気に入ってるみたいだけど、俺も気に入った!
どっかで使いたいなぁ・・・けど、使いようがないな・・・w