森博嗣「すべてがFになる」

すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)


S&Mシリーズこと、犀川&萌絵とが活躍するシリーズの第一作。
森博嗣の作品は、「ZOKU」や「水柿君シリーズ」を先に読んでたため、あんな感じの作風なのかな?と思っていたが。
いざ読み進めると、正当なミステリーが展開されていた。
しかも、とても面白い!
先が気になって、ついつい読み進めてしまう程。
これは・・・恩田陸東野圭吾に続くお気に入り作家になるかも!



理系作家と言われるだけあって、随所に理系な知識が散りばめられていた。
でも、これって理系じゃない人には難解なんじゃないかなぁ、と思った。
俺はバリバリ理系だからとても楽しめたんだけど。


このシリーズ、10作あるようで、図書館から借りて読破してみよう!と思わせるだけのパワーを秘めた本だった。
犀川と萌絵の展開も気になるし、次はどんなトリックなのか楽しみ。


加えて、この森博嗣、言い回しが絶妙にツボだ。ハマる。
7は孤独。