恩田陸「夏の名残りの薔薇」
- 作者: 恩田陸
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/09/25
- メディア: 単行本
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読書完了。ずいぶん前だけど。
図書館で予約して借りてくるので、基本的に半年以上遅れる。
しかしキニシナーイ。
章ごとに、視点が変わってゆく。
蛇行する〜、黒と茶の幻想のように。
途中、なんかの本の引用がいくつも挿入されている。
この話のコアとなる本だそうで。(あとがきにそんな事書いてあったような。
読んでる時は引用だとはちっとも気が付かなかったw
ただ、この文章合わないな・・・とは感じてた。
引用の内容的には確かにコアとなるものだけれど。
あの文章が引用だと知って、やはり合う本合わない本が激しいなぁ、と再び痛感。
引用もとの本なんて読んでも苦痛にしかならなそうだ。
ラストは、まぁ、流れ的に仕方ないけど。
彼と彼女がねぇ・・・そうなりますか。みたいな。
この本も登場人物の過去の意外な関わりあいや関係など、複雑な人間関係が。
実はあの人とあの人の関係はこうだった!みたいなのが多いなぁ、恩田陸。
そーゆーのがだんだん明かされてゆくのが面白くて好きだから大歓迎だけどw