森博嗣「有限と微小のパン」

有限と微小のパン (講談社文庫)

有限と微小のパン (講談社文庫)

S&Mシリーズも、ついに完結?の10冊目。
といっても、何がどーなって「完」というワケではないのだけれど。
副題は「The Perfect Outsider」で、これは1冊目の「The Perfect Insider」を受けての副題かなー?
そんなワケで、この10冊目では1冊目で出てきたあの人も登場したりして・・・!


最後にして最長。
文庫本なんだけど、めっちゃ分厚い!
なかなか読み応えがあったなぁ。
でも、面白かったから一気に読んじゃって、あっという間だったけれど。
トリックは、、、そうか・・・そうゆうオチか、と・・・。
うーん、してやられたぜ。
前作登場のラヴちゃんが、大活躍!
濃い!キャラが濃いよ、ラヴちゃん!!
牧野洋子のキャラが霞むくらい濃い・・・。
まぁ、ある意味萌絵も濃いからキャラが立ってるって言えばそれまでなんだけれど・・・。


しかし、最後のシメもヤラレタ。
この伏線はいつから張られてたっけ?と考えてしまった。
最初からこのつもりだったのかなぁ。
それともたまたま?
でも、冒頭で犀川は、接近してるよなぁ。
気付かなかったのか・・・!?


まぁ、それはともかくとして。
S&Mシリーズ、面白かったな・・・!
すっかり森博嗣のファンだなー。
S&Mシリーズ、文庫本で揃えようかなー。