森博嗣「夏のレプリカ」

夏のレプリカ (講談社文庫)

夏のレプリカ (講談社文庫)

S&Mシリーズ第7弾は6弾の「幻惑の死と使途」と並列的に起こった事件のお話。
コレの犯人は、まぁ、コイツしかいないだろうなとは思ってた。
トリックを論破はできなかったけど・・・orz
しかし、犀川センセは相変わらずサックリと事件の真相を見抜いちゃうんだなぁw


この本は偶数章しかなく、きちんと「幻惑の〜」の奇数章と順番に読めば、時系列を追える。
「幻惑の〜」犯人・トリックを既に犀川が見ぬいていた、という表現が「夏のレプリカ」にあった。
幻惑の〜には夏のレプリカに関する記述は少なかったと思うけど、夏のレプリカには割と幻惑の〜に関する記述が多い気がする。


しかし、萌絵は相変わらずいい味だしてるなぁ。

萌絵「うわぁ、もう感動、感動のドップラー効果っていうんですか?」
犀川「言わないね」

とか、なんか笑っちゃうなぁ。
全然意味関係ないしw
ドップラー効果を知らない人は「?」なんだろーなぁ。
やけにこのどーでもイイ掛け合いが印象的だったw