森博嗣「工学部・水柿助教授の逡巡」

工学部・水柿助教授の逡巡

工学部・水柿助教授の逡巡

水柿君の日常を綴った「水柿助教授の日常」の続編。
日常、では皆柿君が小説を書き始めたところまでのお話だったが、今回はその後について。
水柿君が書いた小説がどのようにして出版社に届き、そして出版されるようになったのか。
その小説がヒットし、そしてサイン会を経験した水柿君。
取材旅行にもいったし、印税も沢山入ってきた。
とか、そんな感じの5話。


前作の日常のようにつらつらと水柿君の事について。
相変わらず脚色なのかそれともノンフィクションなのか、分かりづらいなぁ。
きっと割合は不明だろうけど、フィクションとノンフィクションが混じってるんだろうなー。


第何話かは忘れたけど、
〜というのは遺憾である。遺憾という言葉の意味は分からないが使ってみたかったので使ってみた、というのは遺憾である。

という文があって、妙にツボった。



脱力系?な水柿君と須磨子さんとの会話がなんとなく面白い、そんな本。