東野圭吾「さまよう刃」

さまよう刃

さまよう刃

さまよう刃を読んだ。
結構長編(361P)だけど、このくらいがちょうどいいなぁ。
東野圭吾はスラスラ読めるし。


まとめると。
一人娘を若い男に殺された父親が、復讐に走る。という話。


・・・短っΣ(・ω・`)
でも、これが一番分かりやすいまとめだしなぁ。

見どころとしては、復讐は成功するのか?というトコロか。そしてその是非は?
被害者の立場、加害者の立場というのを考えさせられる。
もし自分が同じ立場だったら「復讐は良くない、何も生み出さない。悲しみの連鎖だ」なーんて軽々しく一般論を言えるだろうか?

・・・俺は無理だな、と思った。


東野圭吾のあの緻密に張り巡らされた伏線が少ないのは、話のながれ的に仕方ないって感じか。
もちろん、最後にちゃんと「なるほど・・・そうだったのか!」があったけれど!